Loading...
未分類

ニキビの原因から見る正しいスキンケアの仕方

どんなに気をつけていてもいつの間にか出来てしまうニキビ。本当に嫌ですね!一刻も早く治したいと潰してしまったことは誰にでもあるのではないでしょうか。しかし潰したり、その後のケアを怠ると、繰り返すニキビになったり跡になったりとトラブルにつながる可能性もあります。
こちらの記事ではニキビが出来る仕組みから考える、正しいケアの仕方を解説しています。

 

🌙 そもそもニキビが出来る仕組みって?

そもそもニキビはどのようにして出来るのか。これが分からないとニキビに立ち向かう事は難しいかと思います。まずはニキビが出来る仕組みについて触れたいと思います。

超簡単に言うとニキビは毛穴が詰まることで出来る吹き出物で、中学高校生の頃にできる思春期ニキビと基本的には同じものです。ニキビは皮膚の疾患であり、正式な疾患名は「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」といいます。

次からは皮膚と毛穴の組織のことからニキビになってしまうメカニズムまで、紹介していきたいと思います。

 

🌙 皮膚の組織はどうなっているのか

皮膚の組織は上から順に表皮、真皮、皮下組織でできています。

表皮は皮膚をおおう薄い膜でケラチノサイトと言う角化細胞からなり、厚さは0.2㎜程しかありません。ケラチノサイトは細胞分裂を繰り返し、古い角質がどんどん外に押し出されることにより、肌が新しく生まれ変わります。これをターンオーバーと言い、細胞が生まれて排出されるまで28日間かかります。年齢を重ねると、かかる日数は伸びて20代以降は年齢×1.5〜2倍の時間を要するとされています。

真皮は毛根、皮脂腺、神経、毛細血管を含む重要な組織です。真皮の組織はそれらを守るために重要なタンパク質で形成されており、中でもコラーゲンは皮膚の耐久性を高め、エラスチンは弾力を高める重要な役割をしています。

皮下組織は表皮と真皮を支える皮下脂肪の部分でより大きな血管や神経が含まれます。

 

🌙 ニキビは毛穴にできる

ニキビは何もないただの皮膚にはできません。肌表面は毛穴と汗が出る汗腺が存在しておりニキビが出来るのは毛穴です。

ニキビは大きく分けると「毛穴の閉塞」「皮脂の過剰分泌」「アクネ菌の繁殖」とこの3つの段階をへて進行し、進行段階別にそれぞれ要因があります。

 

1「毛穴の閉塞」

ニキビの第一段階は毛穴詰まりによって毛穴な塞がれてしまうことです。様々な要因で毛穴が詰まると、皮脂が排出できずに内部に溜まってしまいアクネ菌が増殖してニキビが出来ます。

 

2「皮脂の過剰分泌」

ニキビの原因となるアクネ菌は皮脂を栄養源としているため、詰まった毛穴の内部で
皮脂が潤沢にある環境ではアクネ菌が増殖してニキビが出来ます。

 

3「アクネ菌の繁殖」

ではアクネ菌が増えるとなぜニキビが出来るのか。
それは、角化した毛穴の中でアクネ菌が増殖すると、皮膚細胞にはアクネ菌が異物と認識され、
異物を排除しようとする細胞の免疫応答により炎症が起こりニキビが出来上がるのです。

 

🌙 ニキビの根源“毛穴詰まり”の原因は?

ニキビの原因である毛穴の詰まりですが、思春期ニキビと大人ニキビでは原因が異なります。

 

思春期ニキビの原因

思春期の成長過程では男性ホルモンが過剰分泌されることで毛穴の皮脂分泌も過剰になります。
その過剰に分泌された皮脂が毛穴出口で溜まって詰まる、と言うのが思春期における毛穴詰まりの原因です。

 

大人ニキビの原因

大人においての毛穴詰まりの原因は以下の通りです。
一つは月経周期におけるホルモンバランスの乱れにより、皮脂分泌が過剰となり毛穴詰まりの原因となります。
二つ目はターンオーバーの乱れです。ターンオーバーが過剰になること(原因の多くは乾燥)
で剥がれていく角層が渋滞してしまい、さらに皮脂と混ざって毛穴出口に溜まって詰まります。
逆にターンオーバーが滞ると、古い角質がたまって毛穴詰まりとなります。

つまりは、原因は様々あれど毛穴が詰まって中で皮脂が溜まることがニキビの出来る仕組みであると言えます。

 

🌙 正しいニキビケアのポイントは毛穴詰まり対策と乾燥対策

それではニキビのケアのポイントです。

まずは毛穴詰まりを取り除くことです。そして綺麗になった肌を保湿し守ること。
この2つを徹底してケアをすることがニキビのない肌を手に入れるためには必須条件です。

 

1、毛穴詰まりにはフルーツ酸(AHA)のクレンジングや洗顔

毛穴詰まりには、皮脂を優しく溶かし出すフルーツ酸の配合されたクレンジングや洗顔フォームがオススメです。
フルーツ酸はAHAと表記されていることも多いです。
皮膚の表層にある古い角質を綺麗に取り除くことができるので、肌がつるっと滑らかになります。

 

2、大切な肌のアフターケア

フルーツ酸の効果で角質が剥がれた肌は敏感になっているので優しくケアをする必要があります。
まず、化粧水は、殺菌、抗炎症、収れん作用がある物がオススメです。
肌を清潔に保つこと(殺菌)はもちろん大切ですし、ニキビの進行を抑える(抗炎症)こと、
そして毛穴を引き締める(収れん作用)ことで、肌荒れのないお肌を目指します。
そして整えた肌をしっかり保湿をすること。保湿はやり過ぎくらいがちょうどいいと言われるほど大切です。

私は上記の殺菌抗炎症収れん作用の化粧水の後、保湿用の化粧水をパッティングしています。
保湿にはセラミドが配合されたものがオススメです。
セラミドは、角層の細胞の隙間を埋めている肌に欠かせない保湿成分です。
水分の蒸発を防ぐのはもちろん、乾燥や汚れなど外部の刺激から角層を守っています。
セラミドで十分満たされた肌は、ふっくらみずみずしく外部刺激からも守られているのです。

ニキビのできる仕組みから、毎日のケアを考えてみました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です